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2024年度 教科書・研究書カタログ

Books一般書・研究書

書籍紹介

レジスタンス_waku

イギリス文学・イギリス文化

書くことはレジスタンス
第二次世界大戦とイギリス女性作家たち
著者 河内恵子 編著
麻生えりか・生駒夏美・遠藤不比人・松本 朗・原田範行・秦 邦生 著
第二次世界大戦中のイギリス,国家の団結という見せかけの一体感の下で「書くこと」によって真摯に戦い続けた女性作家たちが存在していた。執筆者たちはそれぞれの観点から自らが選択した女性作家たちの第二次世界大戦を論じる。
判型・頁数 A5判上製・248頁
定価 本体3,000円+税
ISBN 978-4-7553-0436-1

目次


序・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・河内  恵子

第一章 暴力を描くこと、小説を書くこと
『歳月』、 『幕間』、 ヴァージニア・ウルフの晩年・・・・・・・麻生 えりか
第二章 覇権の脱構築
レベッカ・ウェストのフェミニスト戦争論・・・・・・・・・・・・生駒  夏美
第三章 不在の戦争の言語的形象
『日ざかり』 における空間と時間・・・・・・・・・・・・・・・・遠藤 不比人
第四章 永遠の訪れ人の美学
戦争を書くスティーヴィー・スミス・・・・・・・・・・・・・・・・河内  恵子

第五章 難民と英文学
オリヴィア・マニングのバルカン三部作と後期モダニズム・・・・・・松本  朗

第六章 ユーモアの居場所
戦後社会とエリザベス・テイラーのヒロインたち・・・・・・・・・・原田  範行

第七章 『ミニヴァー夫人』 と 『日ざかり』 から 『夜愁』 へ
第二次世界大戦の映像化と女性作家たちからの貢献・・・・・・・・・秦   邦生

あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・原田  範行

著者略歴


河内 恵子(かわち けいこ)[編者]
慶應義塾大学名誉教授。『三田文學』編集顧問。慶應義塾大学文学研究科博士課程単位修得満期退学。
著訳書に『深淵の旅人たち:ワイルドとF. M.フォードを中心に』( 慶應義塾大学出版会、 2004 年)、『 ロンドン物語:メトロポリスを巡るイギリス文学の700 年』( 慶應義塾大学出版会、 2011年、 共編著)、『 現代イギリス小説の「今」:記憶と歴史』(彩流社、 2018 年、 編著)、 ジャイルズ・ブランドレス『オスカー・ワイルドとキャンドルライト殺人事件』( 翻訳、 国書刊行会、 2010 年) など。

麻生 えりか(あそう えりか)
青山学院大学教授。慶應義塾大学文学研究科博士課程単位修得満期退学。

生駒 夏美(いこま なつみ)
国際基督教大学教授。英ダラム大学博士課程修了。Ph.D. (English Studies)。

遠藤 不比人(えんどう ふひと)
成蹊大学文学部教授 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(学術 一橋大学)。

松本 朗(まつもと ほがら)
上智大学教授 東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学( 英文学専攻)。博士( 文学)。

原田 範行(はらだ のりゆき)
慶應義塾大学教授。日本学術会議会員。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。

秦 邦生(しん くにお)
東京大学大学院総合文化研究科准教授。英国ヨーク大学博士課程修了。PhD.

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