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書籍紹介
近刊

アメリカ文学・アメリカ文化
H. D. ソロー ――色彩と色合い
著者 | 奥田穣一 |
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詩人ソローの『日誌』を、色彩という観点で読み解く。美学的な側面のみならず、哲学的な考察も織り込み、色彩にこだわった思想家の本質にせまる。
判型・頁数 | 四六判・214頁 |
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定価 | 本体2,800円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0451-4 |
はじめに
序 章 色彩と色合い
第1 章 野や林の色彩
(イ)さざ波の美、その幾何学的規則正しさ
(ロ)ソローと空海・弘法大師
(ハ)色彩の起源―肥沃・豊穣の神話
第2 章 朝あるいは夕の色合い
(イ)ソローの小屋あるいは住まい
(ロ)ソローにおける円環のイメージ―輪廻
(ハ)日没前には西空を
(ニ)朝とエーテル・青空への上昇
付 章 ソローの生涯―色彩
あとがき
奥田 穣一(おくだ じょういち)
島根県生まれ。大東文化大学名誉教授。『九州文学』同人。法政大学大学院博士課程(英文学専攻)修了。文学博士。『反復するソロー―「コンコード川とメリマック川の一週間』(桐原書店、1994)、『H. D. ソローの「種子を信ずる」』(音羽書房鶴見書店、2010)など著書多数。