James M. Vardaman・
鎌田明子・岡田大樹・小林亮一朗 編著
岩永弘人先生の退職を記念して編まれた、31人の寄稿者による論集。
岩永弘人・諏訪友亮・谷本佳子 編著
ピクチャレスクが流行した18世紀後半は、産業・農業革命やフランス革命などを背景にして社会が急速に変化し始めた、まさにイギリス近代が始まった時期である。本書は、ピクチャレスクの多岐にわたる文献の中から観光、庭園そして建築という三つの分野における作品を分析することを通して、ピクチャレスクの風景の多面性や重層性を明らかにし、この時代の風景論のパラダイムの変容を明らかにすることを試みる。
今村隆男 著
「美しいものは永遠の喜びである」, 「美は真であり、真は美である」
没後200年を迎えるイギリス・ロマン派の詩人ジョン・キーツと過去の詩人たちとの影響関係を分析することによって、キーツの精神的形成過程と彼の求めた理想の詩的世界を考察する。
児玉富美惠 著
「イギリス・ロマン派を代表する詩人のひとりジョージ・ゴードン・バイロン(1788-1824)の長編詩『ドン・ジュアン』 (Don Juan)
の全訳を上下2巻の新訳で刊行。主に政治的、社会的、文学的な観点から、バイロンは自分の思考を、感性を、歯に衣着せず縦横無尽に、シリアスにまたコミックに表現した。この風刺的な叙事詩『ドン・ジュアン』は、21世紀においても重要な意味を持つ。訳者は国際的にも著名なバイロン学者であり、自身が感じ考えるバイロン像を自身の日本語で令和の時代に提示する。
バイロン 著 東中稜代 訳
松本一裕先生の退職を記念して刊行された論文集。
「現実と言語の隙間」をテーマに編まれた11名による論攷を収める。
安藤 聡 ・鈴木章能 編著
『大草原の小さな家』
『グリーン・ゲイブルスのアン』
2つのベストセラーを「子育て」から読み解く。
キャロラインとマリラの子育て奮闘記に始まり、次世代のローラとアンの子育てに。
親は子供に苦労、喜び、慰めを経験し、子供は親の庇護を受けて、反発、そして感謝をする。
子供はやがて親になる。
それぞれ3世代の子育て物語。
福田 二郎 著
本書は、 イギリスのロマン派詩人パーシー・ビッシュ・シェリー Percy Bysshe Shelley (1792?1822) が1817年暮れに出版した『レイオンとシスナ あるいは黄金都市革命 十九世紀の一幻影 スペンサー連に則して』
Laon and Cythna; or, the Revolution of the Golden City: A Vision of the
Nineteenth Century. In the Stanza of Spenser. の全訳である。
原田 博 著
前田 哲宏・河野 淳子・Simon Rosati 編著
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海老根 宏 著
元日本英文学会会長の長年の英文学研究の集成。英文学の精髄を作家論、作品論を通して平易な文体で伝える。大部な著作でありながら、各章はきめ細かな独立した構成となっていて一般読者にも読める好著。綿密な索引は小説の読み方のヒントを与えてくれるものともなっている。
ジョージ・メレディスは夏目漱石にも大きな影響を与え、漱石をして「...メレディスの前にメレディスなく、これから後もおそらくメレディスは出まい」と言わせたほどのヴィクトリア朝時代の小説家・詩人である。その代表作には小説『エゴイスト』があり、『喜劇論』はメレディスの基本的な思想の集成と言える。本書はその「喜劇論」のおよそ70年ぶりの新訳刊行である。付録として『エゴイスト』の序章も訳出した。
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キーツの「メランコリー」は肺病の予兆とあいまってキーツを苦しめ続けた。詩人・医者・病者という三幅対の立場は苦しみを倍加させたが、オードに代表されるキーツならではの詩境を生みだした。本書は、1819年作のオード6編をオード群の有機的繋がりを考慮しつつ制作順にそれぞれ章立てし、各作品の特質を分析するとともに、二つの「付章」でメランコリーの克服に賭けられたキーツの人生の明暗を浮きださせる。
山内正一 著
イギリス18世紀後半のロマン主義の萌芽は女性の解放への意識と同時に創造意欲を呼び覚ました。メアリ・ウルストンクラフト(Mary Wollstonecraft,1759-97)
は『女性の権利』の出版によって名実ともに文壇の寵児となったが、彼女ほど自身の作品と伝記的事実とが密接に繋がっている作家は他にいないであろう。本書はメアリの主要な4
作品を選び、時系列順に章分けして、それぞれの作品が書かれた伝記的背景を第1節で説明し、それに基づいて作品の解釈を第2節で行った。
音羽書房鶴見書店
ディキンスンは動乱の時代からどれほどの影響を受けたのか、そしてどのように内なる思索へと踏み込んでいったのか。ディキンスンの「詩」の言葉を、その時代に置いて読むことにより、ディキンスンの詩の本質と新たな読みの可能性を探る。
金澤淳子 編著
www.otowatsurumi.com
James M. Vardaman・野地 薫 編著
女性の権利拡大のうねりが大きくなった20世紀初頭のイギリスで活躍した女性のなかから、とくに自分らしく生きた女性9名を取りあげ紹介した評伝集。
三~和子・小池久恵・丸山協子 編著
本書はイギリス文学における伝統的なジャンルのひとつと考えられるコメディ・オヴ・マナーズについて、その本質的な特徴とその変容・変奏・発展をめぐって劇と小説の両面から考察したものである。コメディ・オヴ・マナーズの研究については、イギリス文学のきわめて興味深いテーマでありながら、日本においても、また、英米においても、このテーマを「系譜」という視点から総体的に論じためぼしい研究は見られない。その意味からも、本書がコメディ・オヴ・マナーズの研究に貢献することは確かであろう。
玉井 ワ・末廣 幹・岩田美喜・向井秀忠 編著
単行本新刊
Mark Petersen 編著
2023年度用英語新刊テキスト
好評既刊テキスト
木塚 晴夫・Roger Northridge 編著
ジョージ・メレディス 著
原 公章 訳
山田 豊 著
多くの先人がつみ重ねてきたキーツ研究の歴史にまた違った光を当てる、キーツの世界に親しむこと50年を超える著者の論稿を集めた。
西山 清 著
Truman Capote 著
Karen McGee・植月惠一郎・松浦恵美 編注